鋼橋の架設工法は大別して、架設された部材の継手が完成するまで橋体を支持する支持方法による分類と、現場内の運搬、部材の組立て作業などに使用する架設機械による分類とに分けられます。
架設工法は、これらを単独で用いられることは少なく、この二つの面からの分類を組合わせて架設されることがほとんどです。
架設中の部材の支持方法には、橋体を架設地点で比較的短い間隔で一様に支持する方法と、橋体の一部分のみを支持するだけで架設する方法とに分けられ、さらに使用する架設機械により細区分されています。
これらの架設機械のうち、架設桁,手延べ機,台車,送出し装置,ベント設備,台船などは、橋体を据付ける工法として用いられるものが多く、クレーン設備は据付けおよび架設にと万能的な架設機械といえるでしょう。
以上の支持方法と架設機械による分類とを組合わせ、現在一般的に使用されている架設工法を紹介します。
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